Everloop
13歳以下の子ども向けSNSを運営している Everloop社は、2011年6月、310万ドルの資金調達を行ったと発表した。
Everloop社は、13歳以下向けのFacebookと銘打っているように、呼び物としているコンテンツはFacebookとほとんど同じである。Facebookと異なる点は、全ての子どものアカウントは、親のダッシュボードアカウントと結びつけていて、親は、自分の子どもたちがソーシャルネットワークで利用できる機能をコントロールできる点だ。
子ども向け対策
SNSのビジネスモデルが広告収入によるものだとすると、提供される広告について注意する必要がある。子ども向けSNSに広告を提供したい会社はおもちゃ会社などたくさんあるが、悪影響を恐れる親たちに安心してもらうために、子どもにふさわしい広告を提供しなければならない。
ライバル会社となるTogetherville社の場合は、2月にディズニー社が買収したことから、自身の子ども向けコンテンツを用いることができるかもしれない。しかし、親にとっては自分の子どもにふさわしいと思っているコンテンツには様々な意見があり、簡単には行かない問題だ。Everloop社側でも、子どもと親向けのマーケティング分野で経験のある、Walt Disney Studioの専務取締役Sandy Barger氏を迎え入れ、子ども向けマーケティングの強化を図る。
またサイト内では、オンラインプライバシー保護技術を採用し、悪い言葉やいじめ、個人情報の拡散を防ぐことに注意を払っている。一方で、Facebookは、Facebookは子どもにとっても素晴らしいものになると主張しているが、13才以下の子どもに対してFacebookへの登録を現時点では認めていない。

Online Social Site for Kids, Everloop, Raises $3.1 Million in Seed Funding and Brings in Industry Experts
http://blog.everloop.com/?page_id=853