「gTLD」(汎用トップレベルドメイン)開放を受け支援事業促進
GMOドメインレジストリ株式会社は6月21日 、シンガポールで開催されたICANN理事会において、6月20日新gTLDプログラムの導入が承認されたことを受けて、新gTLDの申請の支援を促進させることを発表した。
GMOドメインレジストリは、ICANNにおける新gTLD導入の動きに合わせ、新gTLDの申請手続きおよびシステム構築・運用からマーケティング・営業活動支援を行う会社として2009年7月に設立された。
「.canon」、「.hitachi」などを申請予定
GMOドメインレジストリでは、企業ブランド名の「.canon」(キャノン)「.hitachi」(日立製作所)の申請・運用において提携合意しており、地域名では現在設立準備中である「ドット琉球」の「.okinawa」と「.ryukyu」の申請・運用において受託が内定しているという。
また、GMOドメインレジストリ独自で、「.shop」ドメインを獲得するべく、取得活動を展開中としている。
<新gTLDの導入までのプロセス>
ICANNへの申請期間は2012年1月12日〜4月12日 。申請費用は、ICANN申請費用:185,000米ドル、申請承認後に発生する費用(ICANN契約費用):25,000米ドル(年額)。審査概要:経営基盤(財務安定性)、事業計画、システム設計、コンプライアンス、レジストラサポート体制について審査。他の申請者との競合チェック~紛争処理。
ICANN(アイキャン)はインターネット上の、IPアドレス、ドメイン名、ポート番号などを調整・管理する団体で、6月20日、シンガポールでの理事会で、「.com」「.ogr」など、現在22ある「gTLD」(汎用トップレベルドメイン)について、使用できる単語や言語を原則自由化することを、賛成13、反対1、棄権2の、賛成多数で決めたことを発表した。
GMOドメインレジストリ ニュースリリースICANNサイト http://www.icann.org/