Apple、キー無し圧電式キーボードの特許を出願中
ボタン嫌いで知られるAppleのスティーブ・ジョブズCEOらしい新開発情報が飛び込んできた。なんと、キーのないキーボードを作りだし、Appleとして特許を出願中だというのだ。27日のITmediaが伝えている。
キーのないキーボードとはいかにして可能となるのか。特許は「圧電式の音響・静電容量検知」と題されている。2010年1月米特許商標局への出願がなされたものだ。ごく簡単に言うと、入力面に文字を表示し、ユーザーがどの文字を押したか、その圧力をもってセンサー感知するというもので、たしかにボタンレス、キーレスな入力デバイスである。
(ここで入力する常識は変わるのか??)
特許が取得されて、製品化される日も来るか?
特許出願資料によれば、ユーザーが入力面をタップすると、圧電センサーで、生じたパルスを検出、それぞれキーにあたるものには異なる音響パルスが割り当てられているから、デバイスは受けたパルスとデータベースを照合して、入力しようとされた文字を判定、入力結果として反映させるという技術だそうだ。ちなみに特許出願番号は20110175813。
iPhoneでなくなったキーパッド、iPadでも進化するタッチパネル機能、2009年のボタンもスクロールホイールもない、驚きのマウス…それぞれに注目を集めてきたAppleの“ボタン無き入力”シリーズ。次に続くのは、このキーのないキーボードかもしれない。

・
US PATENT & TRADEMARK OFFICE ・
ITmedia 該当記事