ル・マン24時間耐久レースから、特別品をオークションへ
去る6月11日~12日にかけて、恒例のル・マン24時間耐久レースが開催された。歴史と由緒のあるレースだけに、クルマ関連に興味がなくても、その名は知る人も多いだろう。そんな世界最高峰の耐久レース、ル・マンから、今年は東日本大震災の被災地復興支援になればと、特別に国旗が贈られた。これを受け、贈呈されたJAF(一般社団法人日本自動車連盟)は、29日、該当品をチャリティーオークションに出品すると発表した。
贈られた国旗は、レースの主催者ACO(フランス西部自動車クラブ)から寄贈されたもので、レースのスタート時、FIA(国際自動車連盟)の会長、ジャン・トッド氏によって振り下ろされたフランス国旗。そこへ出場した168名全ドライバーが、想いを込めてサインをしたという貴重なものだ。
普通なら絶対に手に入らないっ!売上金は義援金へ
こうしたレースに用いられたものが、一般に出回ることは異例中の異例。しかもそこへ一流ドライバー168人のサインが書き込まれた世界で唯一のものとなれば、その稀少性、はかることのできない価値もふくめ、その高さは言うまでもない。
関係者の好意に感謝し、想いを被災地の人々へ届けるため、「Yahoo!東日本大震災チャリティーオークション」に出品することに決めたというJAFの決断もしかるべきものだろう。売上金額は全額義援金として充てられる。8月中旬には出品されるということだ。詳細開始日は決定次第JAFホームページでも案内されるということなので、気になる人はぜひチェックしておこう。
世界の想いが、ネットも媒介とすることによって、届き、つながることを願う。
JAF