新規ユーザー向けサービスで公開
大手SNSサービスのFacebookが米国時間の2日、新規ユーザー向けのプライバシー機能説明の資料を、より分かりやすいものへと改変した。分かりにくいとされることも多い、Facebookにおけるプライバシー取り扱いに具体的に措置を講じた動きだ。
新規にFacebookへ登録しようとするユーザーには、この改変が適用される。既存のユーザーは対象外ともみえるが、Facebookの広報担当によれば、過去に同社が公開した解説資料でアクセスできるようになっているので、問題ないという。
ガイドで詳しく説明
新規ユーザーがFacebookの利用を開始する際、プロフィール写真をアップロードすると、その写真が全体に公開されるものとなる場合は、その旨確認を促す警告として、電球のアイコンが下部に表示されるようになった。
また、はじめに案内されるガイダンスや解説が詳しくなり、自分のデータに誰がアクセスできるのか、デフォルトの設定はどのようなものでどうなっているのか、Timelineでどういった相手と情報を共有・公開し合うのか、アプリケーションやゲーム、ウェブサイトとの情報のやり取り方法はどうするか、人や物のタグ付け方法、検索機能や連絡先インポート機能による友達検索の方法、サイトにおける広告の仕組みといったトピックについて、簡単に知ることができるようになっている。
加えてプライバシー制限機能も追加し、登録する際に、同じ高校や大学、勤務先など所属関連ごとに、情報を公開する対象を選択できるようにしている。これまでは、情報をすべて入力したのちでなければ、こうした選択はできなかったが、あらかじめできるように変更されている。

Facebook 発表文
https://www.facebook.com/notes/facebook-and-privacy/Facebookブログ(過去に公開された既存ユーザー向け解説資料)
https://blog.facebook.com/