Twitter公式アカウントでの発信を開始発表
ローマ法王庁(バチカン)は現地時間の9日、ローマ法王のベネディクト16世が年内にもTwitterの公式アカウントで、定期的な発信を行っていくことを明らかにした。世界中のフォロワーたちに“言葉”を届ける。
発表を行ったフェデリコ・ロンバルディ広報局長によると、公式ユーザー名は後日改めて発表するという。なお、ローマ法王が“つぶやきデビュー”を果たしたのは、2011年6月28日のことで、Appleのタブレット端末iPadを用い、自身のラテン語正式名を使用したアカウントの「@BenedictusPPXVI」で
「親愛なる友よ、たった今「www.news.va」を立ち上げました。主イエス・キリストをたたえましょう。祈りと祝福を込めて、ベネディクト16世」
と投稿し、バチカンの最新ニュースを伝える情報サイトのリリースを伝えていた。
世界のフォロワーは多数に上る見込み
このアカウントでは、その後ツイートが行われることはなく、ツイート件数はゼロとなっているが、そうした状態にもかかわらず、現時点で5284人のフォロワーをもっている。ここが公式アカウントとして使用されていく可能性も高い。
なお、今後定期発信していく投稿は、法王自身が直々に行うのではなく、バチカン関係者が執筆したうえで、法王の承認を得て“つぶやかれる”ものとなるそうだ。バチカン当局によると、法王の根幹的な教えや講話へのリンクを投稿、告知したり、苦難の中にある国々への連帯を呼びかけるといった発信がなされたりする予定という。
時代に適応し、バチカンも新たな言葉の届け方を本格的にスタートさせる。

Twitter : @BenedictusPPXVI
https://twitter.com/BenedictusPPXVIVatican : the Holy See(バチカン公式サイト)
http://www.vatican.va/