「Unicode IVS Add-in for Microsoft Office」がリリース
日本マイクロソフト株式会社が、WordやExcel、PowerPointなどのマイクロソフト製品上で、異体字(外字)の取り扱いを可能にするアドイン「Unicode IVS Add-in for Microsoft Office」の提供を開始した。とくに人名や地名など、異体字を含むデータを取り扱う際には便利なものとなる。
このアドインは同社が運営するオープンソースポータルサイトの「CodePlex」より無償でダウンロード可能となっている。対応OSはWindows 7/Vista(いずれも32ビット、64ビット両者に対応)で、Office 2010/2007が実行可能環境とされている。
(CodePlexより導入参考画像)
約58000字の異体字が使用可能に!
このアドインを利用することにより、約58000字の異体字が使用可能となるという。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「IPAmj明朝フォント」など対応フォントと組み合わせて利用するものとなる。
これまで各情報システムごとで個別に必要だった外字の作成や維持コストが不要となり、異体字を含むデータの保全、活用が容易に行えるようになると期待されている。
なお、Windows 8、windows Server 2012などの製品には、すでに標準対応済みとなっており、対応フォントをインストールするだけで異体字の入力・表示・コピーなどができる。また、このアドインと入力補助ツール機能などをセットにした有償版もイースト株式会社より発売される。

日本マイクロソフト プレスリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/CodePlex ダウンロードサイト
http://ivsaddin.codeplex.com/イースト株式会社 Office IVS
http://www.est.co.jp/ivs/office/