App Storeで「HERE」リリースへ
Nokia(ノキア)が米国時間の13日、AppleのApp Storeで、自社の独自開発地図アプリ「HERE」を提供開始する予定であることを明らかにした。iPhone、iPad、iPod touchなどiOS端末で利用できる。
この「HERE」は、ターン・バイ・ターン方式での音声ナビゲーションや、オフライン対応などの機能も含まれている地図アプリだといい、近くリリースされるという。New York Timesなどでも、HEREがリリースされれば、Googleの「Google Maps」をしのぐものとなる可能性もあると評され、注目を集めている。
Android端末向けにもプログラマ向けツールキットをリリース予定
Nokiaでは、iOS向けのみならず、Android端末向けにも自社の地図アプリを利用することのできる、プログラマ向けツールキットをリリースする方針だという。同社では、多くのユーザーに利用してもらうことで、システムの精度を向上させたいとしている。
また、自社製端末では、カメラと連動して様々な土地情報が入手できる「City Lens」など、他の端末向けアプリにはない機能を搭載し、魅力を高めていくという。
さらにNokiaは、今回の発表において、3Dマップ技術の開発を手掛けるEarthmineを買収することも明らかにした。買収は年末までには完了する予定といい、さらなる地図アプリ・サービス分野での成長を目指していくことが予測される。
加えてMozillaとの提携も進めているといい、この提携が実現すれば、現在Mozillaが開発中の「Firefo OS」向けとなる位置情報機能などを開発していく方針という。

Conversations by Nokia(Nokia公式ブログ)
http://conversations.nokia.com/2012/11/13/