セットトップボックス型「Xbox TV」と米メディア報道
米Microsoftがカジュアルゲームと動画のストリーミング配信に特化した、新しい独自のセットトップボックス型デバイスを開発中であるという。現地時間21日のThe Vergeほか、米メディアの複数が伝え、話題となっている。
このセットトップボックスは、報道では「Xbox TV」と仮称されている。それによると、同社のゲーム機「Xbox 360」の廉価モデルデバイスで、主要なエンターテインメントコンテンツの配信サービスアクセスを提供機能とする見込みで、来年2013年にもリリース、既存のXboxと並行して販売されていくものとみられている。
(画像はXbox公式サイトより参考)
Microsoftのコメントもあり
The Vergeが報じたところでは、この「Xbox TV」(仮称)には、Windows 8のコアコンポーネントがベースとして搭載され、Xbox 360のような本格的なゲーム利用には向かないが、カジュアルゲームには対応、素早く起動し、即座にスリープから復帰することができるものとなっているという。
また、ほぼ瞬時に動画ストリーミング配信サービスなど娯楽サービスへのアクセスが可能となる、常時接続デバイスを実現するチップを採用するものとなるとしている。
これまでMicrosoftでは、こうした報道および取材に対し、ノーコメントの姿勢をとってきたが、今回はThe Vergeの取材にも答えており、これまでXbox 360はさまざまな形でゲーム機のライフサイクルを拡大する新たな道を見出してきたとし、Microsoftでは、常に自社のプラットフォームに次に何をすべきか、どのようにライフサイクルの因習を打ち破るか考えている、といった主旨のコメントを出している。
この新デバイスを含め、新たな取り組みが多方面で進められている可能性がある。The Vergeの記事も「Xbox Live」の実行を可能にするスマートフォンの投入の可能性などを指摘している。今後Microsoftがどのような動きをみせるのか、注目されるものとなりそうだ。

The Verge 該当記事
http://www.theverge.com/2012/11/21/3674802/Microsoft Xbox 公式サイト
http://www.xbox.com/ja-JP/Microsoft
http://www.microsoft.com/en-us/default.aspx