省力化と“世界最速レベル”の高速化を実現
大日本印刷(DNP)は11月19日、東京大学石川正俊教授と渡辺義浩助教の研究チームと共同で、紙の書籍を冊子体のままで、1分間に250ページの速さで撮影して画像データとして保存できる“世界最速レベル”のブックスキャナーを開発したことを発表した。
2012年11月20日(火)~22日(木)にパシフィコ横浜で開催される第14回図書館総合展のDNPブースで本取り組みを紹介する。
*画像はニュースリリースより
図書館蔵書の電子化サービスに、2013年度中の実用化を目指す
今回開発されたブックスキャナーは、高速のページめくり装置の開発により、冊子体を裁断することなく、1分間に250ページの高速スキャンを実現。リアルタイムで実行される書籍の3次元状態認識技術、さらに高速のゆがみ補正アルゴリズムの導入により、冊子体のままで、電子書籍の要求解像度での高速スキャンを実現したという。
DNPでは、開発したブックスキャナーを自社工場に導入し、図書館蔵書等の書籍電子化サービス向けに、2013年度中の実用開始を検討。また、ブックスキャナーの外販についても今後検討していくとしている。

大日本印刷 ニュースリリース
http://www.dnp.co.jp/news/10061081_2482.html