中国の中間層がターゲット
11月20日、アメリカの玩具大型量販店のトイザらスが、中国にオンラインストアを開設すると発表した。店舗は既に中国本土において、21の都市に渡って展開している。
米トイザらスは、2009年よりオンラインショッピングのグローバル展開を推し進めている。日本は既にオンラインストアが開設済みだ。
中国で外国のe-commerceサイトが参入するのは難しい
中国には、アメリカのeBayが過去に参入したことがあるが、Tmall、QQ Buy、360Buyといった中国のローカルショッピングサイトの浸透率や認知度に勝てず、撤退を余儀なくされている。今回、トイザらスの課題は、それらショッピングサイトに勝ち、いかに中国という土地に順応させていくかということになる。
ただ、トイザらスにとって有利なのは、その圧倒的なネームバリューにあると11月20日付けのTech in Asiaの記事でも報じられている。そして、世界の知育玩具が買えるということが、中国の裕福な中間層の親たちの心をつかむこと間違いないだろう。
また、eBayも近いうちに中国に再び参入することをほのめかしているため、中国の加熱するe-commerce市場がますます活性化するかもしれない。

中国にオンラインストア開設
http://www.toysrusinc.comトイザらス、中国にオンラインストア開設
http://www.techinasia.com