まずは5カ国でサービスをスタート
SNS大手の米Facebookが現地時間4日、メッセンジャーアプリの「Facebook Messenger」Android版をアップデートした。このアップデートにより、LINEなどと同様にFacebookアカウントがなくても、名前と電話番号だけで利用が可能となっている。
このサービスは現在インド、オーストラリア、インドネシア、ベネズエラ、南アフリカの5カ国でスタートされている。日本はまだ対応していないが、近いうちに世界各国へと同サービスを拡大する予定となっており、対応が待たれる。またAndroid版だけでなくiOS版アプリにも、今後同じ機能を追加していくようだ。
(ニュースリリースより利用イメージ図)
利用拡大が狙いか
この新しいFacebook Messengerのサービスでは、アプリをインストールし起動すると、まずFacebookアカウントでログインするか、それとも電話番号でログインするか選択する画面が表示される。ここで電話番号を選ぶと、Facebook Messenger専用のアカウントが作成され、メッセージのやり取りが可能となる。
アカウントを作成すると、端末内の連絡先は自動的に取り込まれ、相手がFacebookアカウントか、Facebook Messengerの専用アカウントかを所有していれば、会話や画像の共有など、すぐコミュニケーションがとれるという仕組みだ。
Facebook側ではとくに表明していないが、今回先行してサービスが開始された5カ国は、いずれもFacebookの普及率が比較的低い国であり、こうした手軽なサービスの入り口を設けることで、ユーザー数の拡大を狙う方針ではないかとみられている。

Facebok Newsroom
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