Amazonのブラジルの電子書籍市場参入
12月6日、Amazonはプレスリリース内にて、ブラジルKindle Storeを開設し、電子書籍販売の開始を発表した。現在ポルトガル語の電子書籍を13000以上提供可能だとのことである。
来週以降発売開始予定の電子書籍端末Kindleの販売価格は299レアル(140ドル)を予定している。
また、出版サービス(出版費用無料)のKindle Direct Publishingも利用できるとのことである。
ブラジルの電子書籍事情
ブラジルの電子書籍市場はまだとても小さく、ブラジル国内での利用者は、本全体の購入者の中でも1%に満たないとされている。
また、ブラジルのe-book購入者はPCで閲覧することが多く、出版社から直接購入するケースが多い。ただし、その潜在的なポテンシャルは120億円にものぼると見られている。
アメリカのAmazonで現在販売されているKindleは69ドルであるにも関わらず、Kindleのブラジル販売価格は、ブラジルの高い関税がかかっており140ドルでの設定となっている。こうしたブラジルの現状においても、Amazonのリーディングカンパニーとしての手腕が試されるだろう。
koboは既に販売されている
また、koboは今年の9月にブラジルの大手書籍販売チェーンLivraria Culturaとの提携を発表していて、現在ブラジルの同サイトを見るとkobo Touchは399レアルで販売されている。今後、koboもこの競争に関わってくるだろう。

Kindle Storeオーブン、Kindleも販売開始
http://phx.corporateブラジルにkobo上陸
http://blog.kobobooks.comLivraria Cultura
http://www.livrariacultura.com.br