医者が患者に聴診器をあてることがなくなるかもしれない
12月3日、アメリカのAliveCor社のモバイル心拍計にFDAの認可が正式に下りたことが同社HPにて報告されている。
これはiPhoneに装着する形になっており、アプリをダウンロードして利用するモバイル心拍計である。今回のFDA認可が、モバイルヘルスという部門を前進させる結果となった。
値段は同社HPによれば、現在199ドルという低価格で販売している。
FDAの認可が下りたことの意義
アメリカのFDAの承認は簡単にとれるものではない。FDAの認可は厳しい基準をクリアし、査察等を受け審査に通った医療機器に与えられる。
TechCrunchによれば、今回ライバルに差をつけ、評価された点は、この手の分野のアプリ開発を避けるスタートアップが多い中、医療機器でありながら消費者の利便性を重視した姿勢にあったとのことだ。
患者の生活スタイルに負担をかけないように
このモバイル心拍計は、iPhoneケースのように、iPhoneをそれにはめ込む形で使用する。そしてアプリをダウンロードし、指先などからセンサーに触れて心拍を読み取る。
読み取られた、データはインターネットを通じて同社のクラウドデータベースに保管される。患者はそのデータをプリントアウトしたり、自由に取り扱うことができる。
同社が言うことには、術後やハイリスクな心臓病患者を遠隔からも、モニターできることが重要だとしている。そして手軽に持ちあるけることや、その利便性が患者の日常生活の負担を減らすだろうとのことである。

FDA認可のモバイル心拍計
http://alivecor.com/#subworks業界を前進させたモバイル心拍計
http://techcrunch.com