有力情報提供者に懸賞金
警察庁が11日、男性4人が誤認逮捕されるという事態に至った、いわゆる遠隔操作ウイルス感染パソコンによる事件で、解決に結びつくような有力情報に対し、公費で懸賞金を支払うものとすると発表した。上限は300万円で、期間は12日から1年間とされている。
この事件では、ウイルスに感染したパソコンから、爆破予告や殺人予告など、犯行予告などが書き込まれ、その“のっとられた”パソコンを所有していた一般の人々が逮捕され、のちに警視庁など4都府県警が謝罪するという事態となった。
スキルをもつ人、事情を知る人は幅広く協力を
現在、捜査は合同捜査本部を設け、犯行予告の接続記録などを解析し、深犯人の割り出しを進めているという。予告が書き込まれたホームページや、ウイルス感染元のひとつともされているインターネット掲示板「2ちゃんねる」の関係先からも接続記録を押収し、調べを進めているそうだ。
犯人は送信元の特定を困難にする匿名化ソフトを使用しており、このソフトを使っていない書き込みがないかなどを中心に記録を調べていると伝えられている。
警察庁、警視庁はそれぞれホームページ上で事件の概要や犯人像、ウイルスの特徴などを公開し、情報提供を呼びかけている。何らか情報をもっている人、協力できる人は、解決に向けぜひチェックしてみてほしい。

警察庁 該当ページ
http://www.npa.go.jp/reward/警視庁 該当ページ
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/jiken/jikenbo/