ガラスやアクリル板に貼るだけで、プロジェクターの映像を表示
大日本印刷(DNP)は12月13日、ガラスやアクリル板に貼るだけで、プロジェクターの映像を表示できる、アイキャッチ効果が高く、前後両側から見える透明スクリーンを開発したことを発表した。
公共施設や店舗、企業のショールーム、イベント会場などでの利用に向け、2013年3月に販売を開始予定。
*画像はニュースリリースより
(左:スクリーン前方から見た映像/右:〃 後方から見た映像)
設置場所に合わせ、省スペース、低コストで導入可能
同スクリーンは、DNPのプロジェクションスクリーンの製造技術を用い、スクリーン上に、光を透過する透明部と光を拡散させて映像を映す拡散部を交互に配置することで、透明感を保ちながらプロジェクターが投影する映像を表示できるもの。従来の透明なスクリーンに比べ、広い視野角を実現し、反射でも透過でも使用できるという。
スクリーンは、市販のさまざまなプロジェクターに対応可能で、特に、短焦点プロジェクターに適しているため、設置場所に合わせた省スペース、低コストでの導入が可能で、フレキシブルなフィルム形態のため、既設のガラス面など設置場所を選ばない。
通常のホワイトスクリーンと同様にプレゼンテーションに活用でき、また、店舗のショーウィンドーやイベント会場など多様な場に設置して、効果的なプロモーションを行うこともできる。さらに、美術館や博物館では、作品に映像や解説文などのコンテンツを重ねて表示するなど、さまざまな展示の方法を演出することもできるとしている。

大日本印刷 ニュースリリース
http://www.dnp.co.jp/news/10066093_2482.html