識別してデジタル化するiPhone用プロセッサを開発
ついに、においや風味までスマートフォンやパソコンが細かく識別してくれる……そんな世界が実現するのは、そう遠くない未来なのかもしれない。米ベンチャー企業が、近くのにおいや風味を認識するよう設計されたチップを開発したという。
6日のBusiness Insiderが報じたところによると、これを開発したのは、Adamant Technologies社だそうで、同社の創業者であるSamuel Khamis氏がこの取材に応じている。Khamis氏によれば、同社が開発に成功したのは、においや風味を感知してデジタル化することができるiPhone用のプロセッサだそうで、平均的な人間の鼻の約5倍のにおいセンサを搭載しているという。
(画像はイメージ)
ほかにも血糖値測定など多様なアプリを開発中
Adamant Technologiesは、テキサス州オースティンの工場で、このチップ製造を開始しているそうだ。今後1~2年で実用化となる見込みで、チップ向けのアプリもリリースするとしている。
iPhoneに接続して使用するデバイスの製造も行う計画で、口臭をチェックしたりするデバイスも考えられているそうだ。この口臭チェックアプリでは、その原因を特定したりすることもできるという。
同社はこのほかにも多様なアプリ、デバイス開発を進めており、糖尿病患者のための血糖値測定といった医療目的に使用できるものや血中アルコール濃度測定といったものも視野に入れているとしている。今後の展開が期待されるところだ。

Business Insider
http://www.businessinsider.com/Adamant Technologies
http://www.adamanttech.com/