マーケティングツールに「Adobe Social」
アドビシステムズ株式会社は18日、同社の単一の統合プラットフォームで多機能に利用できる、デジタルマーケティングツール「Adobe Marketing Cloud」に、新たなソリューションとなる「Adobe Social」の国内提供を追加し、同日18日より開始させた。
「Adobe Social」は、ソーシャルメディアの影響力を計測、マーケティング分析できるもの。リスニング&モデレーション、エンゲージメントの分析やコンテンツ、アプリケーションの制作、ソーシャル広告の購入など、さまざまな操作をひとつのプラットフォーム上で一元管理することができる。
急務のソーシャルメディア対応を支援
アドビシステムズ社では、近年、ソーシャルメディアの影響力は急速に増しているが、それを企業が分析、管理するには、組織横断型で多くの人員が関与しなければならないなど、非常に煩雑な運用になりがちで、ビジネスに直結させにくい、効果的な利用が十分にできていない状況があると指摘し、この「Adobe Social」は、現状急務の課題であるソーシャルマーケティング活動における運用管理の負荷を軽減し、活動自体の最適化を実現するためのPDCAサイクルを、単一ツールで支援することができるものだとしている。
具体的な主要機能としては、FacebookやTwitter、Pinterest、Google+、ブログなどのソーシャルメディアからのデータを読み込み、ソーシャルメディア上の活動と流入数やコンバージョン率などのビジネス的成果を自動で結び付けることができる点、ソーシャルメディアのインタラクションやエンゲージメントがどのように購買行動に影響を及ぼすかを直接測定可能な点、とくに影響力の強い「インフルエンサー」の特定とさらなるエンゲージメントの深化を目指せる点などが挙げられている。

アドビシステムズ プレスリリース
http://www.adobe.com/jp/aboutadobe/pressroom/Adobe Maketing Cloud
http://www.adobe.com/solutions/digital-marketing.html