「the Dream Act」の請願を開始
故スティーブ・ジョブズ夫人であるローリーン・パウエル・ジョブズ氏が、米国議会に提案されていた「the Dream Act」の請願を開始すると起業家を支援するサイト「Inc.com」が1月23日に報道した。
市民権を持てない若者を支援
1997年、ジョブズ氏は大学に願書を出すことのできない恵まれない若者を支援する非営利団体「College Track」を設立しており、支援した学生の2割が市民権を持っていなかったという。
「これは米国にとって大きな問題であり、解決策が必要です。彼らは私たちの子供たちの友達です。彼らは私たちが知っている人々なのです。」(Inc.comより)
とジョブズ氏はヤフーニュースに語った。パウエル・ジョブズ氏の父もシリアからの移民であった。
この提案は、違法移民として子どものときに米国に入国した人々が大学の学位を取得したり軍役についたりするといった条件を満たす場合に米国の永住権を認めようというものである。2001年に提案され討議が繰り返されてきたがいまだに成立していない。バラク・オバマ大統領は、米国でビジネスを立ち上げたいと考えている移民に対しても、プロセスが容易になるよう再考したい意向であると述べたが、移民改革は容易ではないようだ。
オンラインによる請願運動
ローリーン·パウエルジョブズ氏は請願運動をオンラインで始めるために「TheDreamIsNow.org」というサイトを立ち上げた。これにより、大学に入学または入隊する若者に市民権を得ることが出来るよう支援するものである。サイト内では、米国で教育を受けてきたが市民権を持ていない若者が紹介されており、彼らがいかにしてに生活を改善でき得るかを説明している。
パウエル・ジョブズ氏とこの運動に参加している映像作家のデイヴィス・グッゲンハイム氏は、移民改革の必要性をアピールするために若者のショート・ビデオを用いている。

Inc.com
http://www.inc.com/eric-markowitz/immigrant-entrepreneurs.htmlTheDreamIsNow.org
<a href="TheDreamIsNow.org" target="_blank">TheDreamIsNow.org</a>