Extended版のような動画編集機能に
米Adobe Systemsが現地時間21日、「Photoshop CS6」のパブリックベータ版をリリースした。開発コード名「Superstition」とされたシリーズのもので、より高機能な動画編集機能が搭載されている。
今回リリースされた新版では、Photoshopの高価モデル「Extended」版に限定されていたような動画機能を標準版でも使用できるようになっており、手軽に本格的な編集が可能なものとなっている。
初心者にも使える本格機能
リリースされた新版ツールは、Appleの「QuickTime」に依存するものではなく、Adobe独自のテクノロジを利用。多様な動画フォーマットの処理でプロにも使用される「Adobe Media Encoder」など「Creative Suite」に含まれるものを採用している。
主な新機能としては、トーンおよびカラー調整などの編集機能、画像移動時などに残った欠落部分を自然に埋めるツール、フォーカスを1か所、または複数か所に限定したり、チルトシフトレンズ効果を適用したりする機能などがある。
自動写真補正や破線を含むベクター編集機能も強化され、デフォルトユーザーインターフェースも暗めの色調へリニューアルしている。いずれも使いやすい仕様になっており、クリエイターの裾野を広げるものとなっているだろう。

Adobe Systems プレスリリース
http://www.adobe.com/aboutadobe/pressroom/pressreleases/201203/032212AdobePhotoshopCS6Beta.htmlAdobe Labs : Photoshop CS6 Beta
http://labs.adobe.com/technologies/photoshopcs6/