立体視できる画期的な画像診断システム
富士フイルムは3月21日、乳がん検査において、高精細なマンモグラフィの画像を立体視できる、世界初の画期的な画像診断システム「リアル3Dマンモグラフィ」を、富士フイルムメディカルを通じて、3月26日より発売することを発表した。
診断の精度を向上させ、医師の負担を軽減
「リアル3Dマンモグラフィ」は、乳がん検査用デジタルX線撮影装置「AMULET f」で乳房を撮影する際に、角度差をつけて2つの画像を撮影。この2つの画像を「3Dマンモグラフィ」専用の2面構成の高精細モニターに表示させ、偏光眼鏡をかけてハーフミラーを通して見ることで、1つの奥行きのあるリアルな3Dのマンモグラフィ画像を観察することができるという。
これにより、一般的な、二次元のマンモグラフィ画像と比べ、微小石灰化の奥行き方向の位置を把握することや、乳腺と腫瘤(しゅりゅう)の重なりを判別しやすくなるなど、医師の読影時間を短縮する効果に加え、偽陽性を減らすことも期待できるとしている。
・品名:「リアル3Dマンモグラフィワークステーション」※ 撮影装置「AMULET f」は含まれません。
・標準ユーザー渡し価格(税別):1,500万円

富士フイルム ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0618.html