インターネット上から電話
KDDIウェブコミュニケーションズが10日、インターネット上から電話をかけることのできるクラウド電話API「boundio」(バウンディオ)のサービスを正式に提供開始した。どんなサービスからでも、簡単に音声通話につなげることができる。
「boundio」サービスでは、公開されたAPIをサイトやアプリケーションなどに実装することで、050番号による電話発信や、アップロードした音声の再生、テキストの文字列を音声ファイルへ変換し、通話中に再生することのできる音声合成の3つの機能が利用できるようになる。
メールアドレスさえあれば、簡単に利用登録ができ、登録後すぐに試用が可能となっている。
音声面充実で正式リリース
月額利用料金は1575円(税込)。通信料が固定電話あての場合、1分あたり15ポイント、携帯電話あての場合、1分あたり25ポイントで、1000ポイント=1000円でクレジット決済支払いとなる。これらの使用料を前払いで支払うことで、正式にサービス利用が開始できる。
このサービスは試験運用されていたが、正式提供に合わせて音声関連機能を充実させ、APIでのアップロード操作を可能にしたという。音声ファイルへの変換における音声合成エンジンも改良され、より自然な発話を実現したそうだ。
さらにオプションサービスとして、電話受信者からの折り返し電話を、他の電話へ転送する着信転送設定機能、boundioの利用開始当初の番号から別の番号へ変更できる、自局電話番号変更機能も用意された。
特別な設備投資をすることもなく、電話認証機能として活用できるサービス。ウェブサービスビジネスに幅広く利用できそうだ。

boundio
http://boundio.jp/KDDIウェブコミュニケーションズ プレスリリース
http://www.kddi-webcommunications.co.jp/news/press/2012/press20120410.html