実験を経て正式にリリース
米Googleが、同社の展開するメールサービス「Gmail」において、自動翻訳機能の提供を正式に開始した。2日からスタートして順次利用できるユーザーの範囲を拡大しており、およそ全ユーザーの利用が可能になってきているようだ。
この機能は、今から約2年前の2009年5月より試験提供されていたもので、実際に使用してもらいながらフィードバックを受け、正式リリースに向けて開発が進められていた。
(Gmail Blogで紹介された翻訳例見本より参考画像)
設定でコミュニケーションを快適に
この機能の提供開始により、Gmailユーザーのメールボックスに、使用言語として設定している以外の言語のメールが届くと、簡単に翻訳ができるようになった。
該当するメールを開くと、メール内容を表示する画面の上部に翻訳専用メニューがあらわれ、クリックすると翻訳される。設定により常に自動翻訳させることや、特定の言語ペアの場合は翻訳しないようにすることなども可能だ。
翻訳しないように設定したものの、やはり翻訳したいと思った場合は、返信ボタンの右に設置されたメニューで再設定すればよい。
自動翻訳だけにその精度は完璧とは言えないが、コミュニケーションをスムースに、快適にする新機能として注目される。

Official Gmail Blog
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