論文15000点、古典資料等53000点!
国立国会図書館がホームページ「近代デジタルライブラリー」で、大々的なデジタル資料の追加公開を開始した。インターネット上で扱える資料として注目だ。
まず15日には、デジタル化した博士論文の著者から公開の許諾が得られたもの、約15000点を公開。ページから閲覧可能で、キーワードやタイトル、著者、提出年月日、テーマなどで必要な論文を検索することもできる。
自宅などからでも利用範囲が大幅に拡大
さらに28日には図書や古典籍資料の約53000点を公開する予定だという。これら資料は、これまで国立国会図書館施設内のみで提供していたデジタル化資料で、平成23年に著作権保護期間が満了したり、新たに著作権者の許諾を得ることのできたりしたものになるそうだ。
この追加公開により、同館が提供しているデジタル資料の総数は200万点を突破したといい、そのうち約40万点がインターネット上で、自宅など場所を問わず、自由に利用できるものとなったそうだ。
貴重な知の共有として試みを評価し、ぜひ活用したい。

国立国会図書館 近代デジタルライブラリー
http://kindai.ndl.go.jp/国立国会図書館 プレスリリース
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2012/__icsFiles/afieldfile/2012/05/11/pr120515_4.pdf