FeliCaリーダー内蔵つり革がお目見え
交通広告代理店の春光社から、FeliCaリーダーを内蔵したつり革を利用した新しい広告媒体「ストラッぴ!(仮称)」が誕生した。この新広告は、21日から東京メトロの銀座線、丸ノ内線、各1編成でお目見えとなる。
第1弾広告として、この媒体を利用したのは、エイチ・アイ・エス(H.I.S.)。このつり革では、つかまるつり輪の上部に箱型のFeliCaリーダー内蔵部分が取り付けられており、ここにおサイフケータイをかざすと、広告へと誘導されるしくみだ。
(ニュースリリースより参考画像)
楽しい広告&管理・分析も便利
タッチすると、広告サイトのURLが取得されるようになっており、個々のユーザーの個人情報は収集されない。しかし、匿名化されたかたちでタッチした時間や場所は把握できるので、マーケティング分析として広告効果をチェックしやすいという。
春光社によれば、関心をもったユーザーに絞って、情報を適切に、すばやく届けられることから、企業にとっても、広告を見るユーザーにとってもメリットがあるそうだ。たしかに、かざすだけならとても簡単で、QRコードを撮影したり、URLを入力したりといった手間がなく、スムースにアクセスできる。
移動時間につり革でピッと情報収集――ちょっと楽しくなる、新しい広告媒体の誕生といえるだろう。

春光社 ニュースリリース
http://www.shunkosha.co.jp/info/2012/05/felica.php