いっそうのソーシャル化を推進
米Appleが次期主要バージョンとする「iOS 6」で「Facebook」への接続を組み込むとの情報を、現地時間1日のTechCrunchが報じた。近く開催されるAppleの開発者向け年次会議で、これに関する発表もあるのではないかと見込まれている。
TechCrunchの伝えたところによると、このFacebookの統合により、アプリ開発者は、これまで以上に簡単な方法で、ユーザーにFacebookアカウントでログインさせて使用できるようにすることができるという。現状のように、アプリから一度出て、Facebookのアプリに切り替えるといった操作は不要になるとみられる。
FacebookがTwitterと並び、共有オプションとして含まれるものとなるかどうかは不明だが、Twitterは2011年に「iOS 5」の標準機能として追加された。次期の「iOS 6」ではFacebookが、という流れは十分にありうる。
連携強める発言も
先日にはiPhone専用の「Facebook Camera」Facebookカメラアプリがリリースされた。Apple側でも、最高経営責任者であるティム・クック氏がAppleとFacebookの関係に引き続き注目してほしいと発言している。
米国時間5月29日のD10カンファレンスにおけるインタビューでも、クック氏はFacebookに多いな敬意を抱いていることを表明し、AppleとしてFacebook社と“もっと多くのことができると考えている”としている。
これらの動きからみても、Facebookとの連携は強められていくものとなることは間違いない。次期「iOS」はいっそうのソーシャル化が進んだものとなりそうだ。

TechCrunch
http://techcrunch.com/2012/06/01/facebook-ios-6-integration/Apple
http://www.apple.com/