スマホ時代における新サービスの共同開発で合意
ヤマハは6月13日、フジテレビと業務提携し、ヤマハが開発した音波による新しい情報伝送手段「INFOSOUND(インフォサウンド)」を、フジテレビが提供するさまざまなコンテンツにおいて活用することにより、スマートフォン時代における新サービスを共同で開発することで合意したことを発表した。
*画像はニュースリリースより
音響IDを携帯端末のマイクで受信しURL情報に変換
「INFOSOUND」は、ヤマハが開発したデジタル情報を音響信号に変調して伝送するシステムで、既存のスピーカー設備を利用し、直接スペクトラム拡散を用い人間にはほとんど聞こえないようにデータの伝送を行うことが可能。
スピーカーから出た短い情報符号(音響ID)を携帯端末のマイクで受信し、サーバーとの連携でURL情報に変換する仕組みを用いることで、ユーザーはスピーカーに近づくだけでクーポンを受け取ったり、eコマースのサイトにアクセスしてショッピングができるなどのサービスを受けたりすることができる。
複数の受信機に同時にデータを配信(1対多配信)できる、音量やスピーカーの指向性で到達範囲を制御することができる等の特長があり、今後、広い分野での利用が見込まれるという。
ヤマハでは、フジテレビとの業務提携により、両社の持つ技術ノウハウやプラットフォームを最大限活用し、新たなスマートフォン向けサービスを提供していくとしている。

ヤマハ ニュースリリース
http://jp.yamaha.com/news_release/2012/12061302.html