各所警報発令、注意喚起中
国際的ハッカー集団のAnonymous(アノニマス)が日本政府をはじめとした、日本の公的機関を標的とするサイバー攻撃「オペレーション・ジャパン」を開始したことが分かった。
この攻撃は、20日に成立した、インターネット上における違法ダウンロードの罰則強化、刑事罰導入などを盛り込んだ改正著作権法への反発とみられている。アノニマス側は25日、声明で「改正著作権法は、多くの無実の市民を刑務所に入れる」などとし、日本の政府機関に対する攻撃をおこなうと事前に表明していた。
財務省他で不正アクセス確認
26日には、財務省のホームページが不正アクセスを受けたとみられている。この財務省のホームページ内、国有地の物件情報を提供しているページでは、「我々はアノニマスだ。我々は許さない」といった文書メッセージが勝手に挿入され、改ざんされていることが確認されたという。
このほかにも最高裁判所のホームページで、一時通信障害が発生したといい、内閣官房情報セキュリティセンターでは、各省庁をはじめとする関係各所に緊急警報を発令し、注意を呼び掛けている。影響はどこまで拡大するのか、注視されるところだ。

内閣官房情報セキュリティセンター
http://www.nisc.go.jp/index.htmlAnonymous 声明
http://anonpr.net/opjapan-expect-us-512/