Windows 8のコアを採用したスマホプラットフォーム
米マイクロソフトが、Windows Phone 7.5の後継として位置づけられる、最新版のスマートフォン向けソフトウェアプラットフォーム「Windows Phone 8」を発表した。現地時間20日の公式ブログで紹介されている。今秋にもパソコン市場で登場する「Windows 8」のコアを採用したプラットフォームだ。
「Windows Phone 8」では、複数のCPUコアをサポートし、ブラウザとしてはInternet Explorer 10を搭載。従来よりも高速かつセキュアなWebブラウジングを楽しむことが可能となっているという。
非接触型近距離通信のNFCをサポートしているので、対応機器同士ならば、簡単に文書や画像、アドレス帳データなどの共有が可能だ。「Wallet」機能では、クレジットカードやクーポン、旅客地搭乗券などのデータをSIMカードのメモリ領域におさめられる。なお、地図アプリはノキア製のものが採用された。
(Windows Phone BlogよりStart screenイメージ)
UIのカスタマイズ対応も向上
Windows Phone 7で登場したMetroユーザーインターフェースは継続されるが、待受画面にあたる「Start screen」は、その色合いやアイコンタイルサイズなどをカスタマイズできるようになった。
アプリ環境としては、C、C++の開発言語がフルサポートされ、幅広いプラットフォームに対応できるものとなっているという。アプリ内課金もできる。開発キットは今夏後半にも提供開始予定だそうだ。
このほかビジネスをサポートする機能も搭載されており、「Company Hub」と呼ばれる画面の利用で、企業が利用スタイルに合わせたインターフェイスへ変更できるようにもなっている。
端末としては、第一弾のものがノキア、ファーウェイ、サムスン、HTCから近々提供されることとなる。

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