販売増を狙い方針転換と報道
2日の日本経済新聞電子版が、ソニー・ミュージックエンターテインメント(SME)が、日本国内において米Appleの端末への楽曲配信を開始する方針を固めたと報じ、話題を呼んでいる。
これまでソニーではAppleに対抗し、配信を行ってこなかったが、楽曲販売増をねらって、方針を転換。iPhoneなどで気軽にSME所属歌手のコンテンツなどを購入できるようにするという。
(App Store プレビューより参考画像)
ただしレコチョクアプリ経由
ただし、このソニーによる楽曲販売は、iTunes Music Storeを経由してのものではない。あくまでレコチョクアプリを経由しての配信であり、iPhoneなどのユーザーは、レコチョクへ接続して購入することとなる。価格は1曲あたり52円~420円という。
視聴する際も、iTunesとは別にレコチョクが用意する専用アプリを立ち上げ、その楽曲リストのなかから選んで再生するという方法をとることが必要だ。
現在、App Storeにはレコチョクアプリがいくつか存在するが、今回の報道対象となっているアプリは、ミュージックプレイヤー「レコチョク plus+」のiPhone版、「レコチョクplus+おあずかり楽曲無料DLプレイヤー」と思われる。
このアプリはすでにAndroid版で以前からリリースされており、iPhoneへは今後対応予定となっていた。SMEとしては、iTunes Music Storeへの楽曲提供としているわけではないため、やや誇張気味だが、アプリを経由すれば配信購入が可能となったことは事実であり、Apple端末への提供も開始されたとはいえるだろう。

日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/レコチョクplus+
http://recochoku.jp/special/1123/ソニーミュージック オフィシャルサイト
http://www.sonymusic.co.jp/