いよいよKindle Fireも本格的に多機能化
米Amazonが、現地時間11日、同社の取り扱う「Kindle Fire」向けの専用ゲームプラットフォーム「GameCircle」をリリースした。開発者向けとしてAPIも公開されている。
「GameCircle」では、「Achivements」機能や「Leaderboards」機能、「Sync」機能といった機能が用意されている。「Achivements」(実績)機能では、ユーザーがそのゲームにおいて獲得したすべてのポイントやトロフィー、記念アイテム、バッジなどの情報を追跡することができる。
「Leaderboards」(リーダーボード)機能では、スコアの比較やランキングなどの情報をチェックできる仕組みだ。くわえて「Sync」(同期)機能により、ゲームの進行状況を自動でクラウドに同期、ユーザーがデバイスを変更したり、ゲームを再インストールしたりしても、途中から再開できるようになっているという。
Kindle Fire以外にも?
こうした新たなプラットフォーム提供により、Kindle Fireもタブレット端末として、これまで以上に市場において存在価値を高めてくることが予測される。現在は市場全体ではややマイナーな存在だが、今後の動向が注目されるものとなるだろう。
また、現時点ではKindle Fire限定のサービスとなっているが、そもそもSync機能が搭載されていることを考えると、複数のデバイスでのプレイが考えられており、対応を拡大する、また新しいデバイスを発売するといった予定があるものとみて間違いない。年末商戦に向け、まだ新たな動きがありそうだ。

Amazon GameCircle
http://www.amazon.com/gp/feature.html/?docId=1000807511Amazon プレスリリース
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