ついに注目のブックリーダー&配信ストアがデビュー
楽天株式会社が19日、日本国内向けの独自の電子書籍端末となるブックリーダー「kobo Touch」(コボタッチ)の発売を開始した。端末価格は7980円となっている。楽天市場のほか、ビックカメラやソフマップ、コジマ、Joshin、ヨドバシカメラなど一般家電量販店およびそのオンラインショッピングサイトにて購入可能だ。
同時に、専用のコンテンツ配信ストアである「koboイーブックストア」もオープンした。角川グループ、幻冬舎、講談社、小学館、文藝春秋などの電子書籍が扱われ、小説やエッセイ、ビジネス書、コミック、各種専門書、実用書などのジャンルのものが揃っている。オープン時で、日本語以外のものも含めれば、約240万冊にも上るそうだ。
独占先行配信コンテンツも
この「koboイーブックストア」では、独占先行配信コンテンツとして、今年の直木賞受賞作品となった「鍵のない夢を見る」(辻村深月著)、「余った傘はありません」(鳥居みゆき著)、「おとうさんは同級生」(澤本嘉光著)、「ドラッカー名著作集」の1から15(ピーター・F・ドラッカー)などの20タイトルも用意されており、注目だ。
コンテンツのフォーマットは、電子書籍の世界標準規格である「EPUB3.0」を採用し、日本語の縦書きやルビ表示などにも対応している。この日本語コンテンツによるEPUB3.0の全面採用は、電子書籍ストアとして初になるという。
なお、丸善、ジュンク堂、文教堂、TSUTAYAといった大手書店では、店頭展示・プロモーションも行われることとなっているので、こちらで体験してみるのもよいだろう。

電子ブック楽天 kobo
http://kobo.rakuten.co.jp/koboイーブックストア
http://rakuten.kobobooks.com/楽天 ニュースリリース
http://corp.rakuten.co.jp/newsrelease/2012/0719.html