話題の拡散度合いを測定
株式会社電通が10日、SNSサービスのTwitterにおける、話題の拡散力を測る新しい指標を開発したと発表した。そのツイートが最大でどれくらい拡散した可能性があるかを、到達した可能性があるユーザー数と、1人あたり平均で何回到達したかによって分析するものだ。
この指標開発は、Twitter Japanの協力を得て行ったもので、ある特定のキーワードについて分析したい場合、それについてツイートした複数のユーザーを対象に、そのユーザーのフォロワーの数をまず集計、そのなかから重複しているフォロワーを除いて、ツイートがどれだけのユーザーに届いていた可能性があるかを「リーチ」として把握する。
さらにそれぞれのユーザーのツイート回数を測定することで、フォロワーに平均して何回到達しているのか、その接触回数頻度を「フリークエンシー」として把握できるという。
(ニュースリリースより あるスポーツイベントでの分析図例)
(ニュースリリースより 話題拡散の可視化例)
影響力の大きかったポイント、基点など可視化も可能
また、その特定の話題がTwitter上で拡散していくにあたり、とくに影響力の大きかったアカウントや、情報の基点となったアカウントなど、その拡散の構造を可視化し、詳細分析することも可能だという。
電通では、この新しい指標を活用することにより、企業がキャンペーンや広報活動を行う上で、その効果を詳細検証できるほか、とくに影響を与えているアカウントなどを把握することができ、Twitterを活用したコミュニケーション施策をさらに高度化していけるとしている。

電通 ニュースリリース
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2012/pdf/Twitter Japan Blog
http://blog.jp.twitter.com/2012/08/twitter_10.html