不正利用対策の新認証機能
ヤフー株式会社は運営するYahoo!JAPANのサービスを利用する会員ID、Yahoo!JAPAN IDの不正利用対策として、新たな認証機能「ワンタイムパスワード」の導入を開始した。
「ワンタイムパスワード」は、自動的に生成される、使い捨てのパスワードで、従来ユーザーが設定しているパスワードと組み合わせることによって、より強固なセキュリティ認証を実現できる。この認証システムは、パソコン、スマートフォンのWebブラウザ上でのYahoo!JAPAN全サービスにおけるログインに対応しているという。
セキュリティ強化に活用してみては
サービスは、毎回異なる推測不能なパスワードを、事前に登録したメールアドレス宛に発行・送付するため、ユーザーにとっては、パスワードを忘れてしまったり、第三者に知られてしまったりといったリスクをほぼなくすことができる。
任意に無料で利用でき、利用設定すると、従来のIDとパスワードによる認証後、ワンタイムパスワードの入力で認証を行うものとなる。いったんワンタイムパスワードでログインしたパソコンについては、次回以降のワンタイムパスワード認証を省略することも選べる。
ヤフーでは、この新機能を、近年横行するフィッシング等でのパスワードの盗難・漏えいなどによる被害を防止する有効な手段となるものとしている。今後はスマートフォンアプリ版のワンタイムパスワードの提供も開始していく予定だという。

Yahoo!JAPAN ワンタイムパスワード
http://id.yahoo.co.jp/security/otp.htmlヤフー株式会社 プレスリリース
http://pr.yahoo.co.jp/release/2012/0820a.html