災害時の課題を改善するお役立ち機能
Twitter Japanが18日、非常災害時に役立つ情報などを発信するアカウントを効率よく検索することのできる新機能「Twitterライフラインアカウント検索」をリリースした。日本発の新しい試みとして注目されている。
昨年の3月11日、東日本大震災発生時には、SNS、とりわけTwitterは多くの役割を果たし、実際にツイートから救助が実現した例もあった。鉄道等の運行状況を知るといった、移動手段確保や、それぞれ個人の生存確認などでも、おおいに利用されたことは言うまでもない。
だが多くの情報があふれた分、たしかな情報、必要な情報を探すことに苦労したユーザーも少なくなかっただろう。今回の新機能は、そうした点を改善するものだ。
(公式ブログより新機能参考画像)
日本から世界へ
利用する際は、まず「#見つける」タブ内の「ライフライン」検索ボックスに郵便番号を入力する。すると、その該当地域に関する災害情報を発信している「ライフラインアカウント」が表示されるので、ユーザーはそのなかから必要なものをチェックするかたちで、その場でフォローすれば、自分のタイムライン上で随時欲しい災害情報を入手できる。
該当アカウントがない地域の場合は「首相官邸(災害情報)」「tenki.jp地震情報」「防衛省」「総務省消防庁」などのアカウントが表示されるようになっているという。
基本的にライフラインアカウントは、国や地方自治体、公共サービス、交通機関を中心として構成されている。今後はTwitter社のスタッフが自治体などの意見もとり入れ、増やしていく予定とする。
これから、新規にTwitterに登録するユーザーには、登録時「Twitterをライフラインとして活用しましょう」という項目も表示され、ライフアカウントのフォローが推奨されるようにもなっているそうだ。
現在は日本独自のサービスだが、今後世界各国へも拡大していく方針という。いざというとき、各地で活躍する情報源であってほしい。

Twitter Japan 公式ブログ
http://blog.jp.twitter.com/2012/09/blog-post_18.html