新たな市場の広がりに対応
Adobeが提供する月額課金制のソフトウェア「Adobe Creative Cloud」に電子出版ツールの「Adobe Digital Publishing Suite Single Edition」が追加提供されることが分かった。アドビシステムズ株式会社より発表されている。
この新電子出版ツールを使うと、DTPデザインソフトの「InDesign」で作成したデータを、1行もコードを書くことなくモバイルアプリケーションを作成し、iPadアプリとして書きだすといったことが可能になる。
また、マーケティング、販売促進資料や製品ガイドなどのパンフレット、個人のデザイン ポートフォリオなど単体のコンテンツを作成し、App Storeに公開、配信することができる。
デジタル出版作成・配信を手軽に
今回提供される「Adobe Digital Publishing Suite Single Edition」では、ワークフローが新たに強化されてもおり、単体の出版物のデザインおよび制作がさらに簡単にできる、使いやすいものとなっている。
作成したアプリケーションをリアルタイムにプレビューし、ルック&フィールを確認して、App Storeに公開することができる。今後数週間のうちに、さらに多くの新機能追加も予定されているようだ。
なお、単体製品として購入すると29800円だが、Creative Cloudメンバーにはサービスの一部として提供されるため、追加課金はない。

アドビシステムズ プレスリリース
http://www.adobe.com/jp/aboutadobe/pressroom/Adobe Digital Publishing Suite Single Edition
http://www.adobe.com/jp/products/