ユーザーに愛されるサービスを徹底
ミクシィが9日、今後の同社の方針について、ユーザーに説明する公式発表を行った。それによれば「ユーザーファースト」を改めて徹底し、ユーザーの意見や要望を迅速にサービスに反映、利便性向上に努めていくとしている。
8月より運営体制も刷新し、「日記」「つぶやき(mixiボイス)」といった各種mixiのサービスごとに、少人数によるユニット制をしき、各ユニットで企画・開発・運用を行っていくものとしたという。この体制変更により、要望の多い機能の実施やその効果の検証、さらなる改善を素早く行いやすくなったとしている。
「訪問者(足あと)」機能が試験的に復活
サービス改善の今後の試みにおける一環として、まず「訪問者(足あと)」サービスでの「リアルタイム表示」機能を、来年1月までに試験的に提供するものとするそうだ。
この機能は、かつて提供されていた「足あと」サービスで実装されていたが、2011年6月にリニューアル。ユーザーページを1週間に訪れた人をまとめて翌週に表示するスタイルへと変更された。しかし、元のサービスの復活を願うユーザーからの強い要望もあり、その後更新頻度をアップさせ、現在は前日の訪問者を翌日にまとめて表示することができるようになっている。
リアルタイム機能が提供されれば、事実上、元のサービスが復活する形となる。やはりユーザーから要望が多かったといい、ミクシィでは今後、試験提供後にユーザーの意見を募るほか、かつての「足あと」機能の一部や新機能をさらに段階的に提供していくことを予定しているという。
意見取り入れの機会を増やす試みを開始
さらにユーザーからの声を直接聞く機会を増やしていくため、アンケートやインタビューなどを新たに実施していくといい、協力を呼び掛けている。
11月には、mixi主催の初の交流イベントとして、東京本社で各サービスの責任者がユーザーからの意見を聞く「ユーザーファーストウィーク」を開催する予定としており、参加希望者を募集中だ。応募は専用フォームから行える。
またユーザーから「機能要望」に寄せられる声を素早く反映させる仕組みを早急に確立したいといい、新規体制の各ユニットで精査し、必要があると判断したものから迅速に対応するとしている。2011年には携帯端末からの「機能要望」利用も対応としているが、今後はスマートフォンのクライアントアプリからの利用についても、できるだけ早く対応するよう努めるという。
あらためてユーザー重視の取り組みを徹底していくことを宣言したmixi。今後の動向が注目される。

ミクシィ 発表文(応募専用フォームもリンクあり)
http://mixi.jp/userfirst.pl?id=2mixi
http://mixi.jp/home.pl