iPhoneでも電子マネーが利用できるようになる?
楽天が米Appleの最新スマートフォン「iPhone 5」で、電子マネー「Edy」の決済を利用できるようにするサービスの開始を検討中だという。早ければ来年にもスタートさせたい考えとされており、話題を集めている。
iPhoneでは、現在電子マネーを利用することができない。これは決済情報をやり取りするための、非接触ICチップを搭載していないタイプの端末であるためで、新iPhoneでは、新たにモバイル決済対応となるのではという噂もあったが、結局実現には至っていない状況である。
端末としてきわめて高い人気を誇る「iPhone」が、電子マネーにも対応すれば、さらにユーザーが増えることが見込まれるほか、楽天としても自社が運営するEdyのサービスを利用する顧客が大幅に増加する可能性が高い。
Bluetooth使用の新アプリ?決済装置の装着?
サービスを開始するにあたり、楽天では、iPhoneに標準搭載されている、近距離無線通信規格のBluetoothを使用する、新たなEdy決済アプリを開発、提供する方針で準備を進めているようだ。
ただし、今後の検討によっては、iPhoneに装着して使用する非接触ICチップを内蔵した決済装置を別に商品化するという方法も考えられるとしている。
いずれかの方法で、できる限り店頭に設置されている既存のEdy決済端末をそのまま利用できる仕組みとしてサービスを構築する方針で、年内にも技術を完成させ、来春にも提供としたい考えであるという。
なお楽天では、すでにAndroid用のEdy決済専用アプリを開発している。
(Androidアプリ・Google Playより参考画像)

楽天株式会社
http://corp.rakuten.co.jp/Apple : iPhone
http://www.apple.com/iphone/Google Play : 楽天Edy
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.edy.edyapp