モバイル検索の急激増で
調査会社Macquarieの最新報告によると、この9月期データで、デスクトップからのウェブ検索が初めて前年を下回るものとなったという。前年比で減少を記録するのは、同社が2006年に調査追跡を開始して以来、これまでには一度もなかったことだそうだ。
Macquarieでは、comScoreのデータから、前年比で4%の減少が起きていることが分かったとしている。もちろんインターネットの使用が減少しているわけではない。原因はモバイル検索の増加だ。
2012年末には約3分の1をモバイルが占めるかも
従来のデスクトップからのウェブ検索利用ではなく、スマートフォンやタブレット端末からのモバイル検索利用が、急激に大きなウエイトを占めてきていることが、この調査結果からもうかがえる。
GoogleやMicrosoftなど主要企業も、モバイル検索のアプリケーションに多額の投資を行っている。レストラン検索など、外出と結びつき、モバイルの利便性が特に高い分野では、すでにモバイル検索が全体の3分の1を占めているという。
日々の消費生活の中で、やはり手早く便利なモバイル検索は、今後もそのシェアを伸ばしていくだろう。広告主にとっても、このモバイルにおける戦略がおおいに重要になってくることは言うまでもない。
Macquarieでは、今年2012年の年末までには、スマートフォンやタブレット端末からの検索が、全インターネット検索の約3分の1を占めるものとなるのではないかと予測している。

Macquarie Group
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