Xboxで利用可能に
米Microsoftは現地時間14日、新しいサービスとなるデジタルクラウド音楽配信の「Xbox MUSIC」の提供を発表した。翌日より同社製ゲーム機の「Xbox」で利用可能となるとしている。
さらに、Windows 8が発売される10月26日からは、Windows 8/RT搭載PC端末および独自開発の「Surface」を含むタブレット端末などで利用可能になるという。Windows Phone 8でも間もなくサービスが開始されるそうだ。加えて、iOSやAndroid端末もそのサービス開始時期は未定ながら、いずれ対応とすることが発表されている。
(プレスリリースより参考画像)
形態は3タイプ、取り扱い曲数はiTunesを上回る
Xbox MUSICでは、3000万曲以上の楽曲を取り扱っているといい、この数字は2600万曲以上を扱うAppleのiTunesを上回るものとなっている。
特徴は3タイプの形態で提供されるという点にある。まず1つ目はWindows 8/RT向けのもので、無料ストリーミングサービスで自由にダウンロードできるが、広告付きとなる。対象機種もWindows 8/RT搭載端末に限られる。
2つ目としては、月額9.99ドルを支払うと、広告なし、制限なしで利用できる「Xbox MUSIC Pass」というプレミアムストリーミングサービスで、パソコンやタブレット、スマートフォンなど各種端末で利用できる。約7万種類のミュージックビデオも視聴可能という。
3つ目には、1曲ごとに曲を購入するストアスタイルの「Xbox MUSIC Store」がある。購入できる楽曲はDRMフリーのMP3で、ストリーミング再生の場合はWMAファイル配信となる。
来年にはクラウドストレージ機能が提供されるものとなり、iTunesやAmazon.comのクラウドプレーヤーと同様な利用も可能となるとされている。
さらには音楽を介したSNS機能なども搭載していく予定とアナウンスされており、今後の展開が注目される。現段階では、音楽ストリーミングサービスは世界15の市場で、ミュージックストアは22の市場で利用可能となるという。このなかに日本が含まれるかは不明だ。

Microsoft プレスリリース
http://www.microsoft.com/en-us/news/features/2012/