iOS 5がついに公開、しかし…
米Appleが米国太平洋標準時の12日午前10時から(日本時間13日深夜2時から)、同社のiOS最新版となるiOS 5の提供を始めた。待望されていた最新版である。iTunesを通じたアップデートで、無償でダウンロードできるようになっている。
iOS 5に対応するのは、iPhone 3GS/4/4S、iPad/iPad2、iPod touchの第3/第4世代。12日より提供開始されると目されていたので、予定通りの公開となったようだ。
しかし、このアップデートがスムーズにいかず、すでに世界各地のユーザーに問題が発生しているもようだ。
「Error 3200」が世界のトレンドトピックに
TechCrunchなど複数の情報機関が伝えるところによると、かなりの確率でエラーが出ているという。TwitterもiTunesが各デバイスをアクティベートしようとした時の「internal error」に悩まされるユーザーからの苦情であふれ、「Error 3200」が世界中のトレンドトピックになってしまっている。
この問題はAppleのサーバーに関連するもので、世界中からの大量のトラフィックをさばききれなかったために起きたものとみられている。それ以外に問題が確認されていないため、解決策は成功するまでトライし続けること、少し待ってからもう一度試すことくらいしかないようだ。
一定期間が過ぎれば、この騒動は落ち着くものと思われるが、Appleは同時にiCloudを正式導入する。このサービスはクラウドサービスであり、Appleのサーバーで大量のトラフィックを扱うことは容易に予想される。専門家らも、とくに多くのユーザーが最初にフォトストリームの更新を行う時期などにピークがやってくると予想している。その際、また同様のErrorが起きてしまうようでは、この先が危ぶまれる。今後はこのようなことがないことを願いたい。
Apple iOS 5TechCrunch