身体装着式で既存端末にはない機動力を提供
NECは、現場業務を支援するウェアラブル(身体装着式)コンピュータ「Tele Scouter(テレスカウター)」の新製品を、10月17日から発売することを発表した。
出荷開始予定は、12月26日からで、価格は次のとおり。
・テレスカウター ベーシックモデル
専用メガネフレーム付:400,000円~
・遠隔業務支援ソフトウェア(サーバソフトウェアおよびクライアントソフトウェア) :1,990,000円~
同製品は、11月10日から11日まで、開催される「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2011」(東京国際フォーラム)にて展示予定。
*画像はニュースリリースより
通信機能を搭載、外部機器との連携で業務支援
「Tele Scouter」は、視界の一部に鮮明かつ半透明な映像を表示するメガネ型のヘッドマウントディスプレイと、映像出力や他の機器と通信を行う小型コンピュータで構成。専用のカメラ付きメガネフレームや市販のマイク・イヤホンなどの音声機器と接続することで、保守点検業務や組み立て業務など、現場業務を支援する。
ハンズフリー・ロケーションフリーの機動力が「Tele Scouter」の最大の特長で、従来の紙や情報端末のように片手に物を持つ必要がなく、固定のディスプレイのように特定の場所に行かないとコンテンツを閲覧できないといった制約もない、既存端末にはない機動力を提供。シースルー(半透明)のディスプレイで実際の視野を妨げず、高精細の画質で鮮明にかつ12ポイントの細かい文字まで視認可能という。
Bluetooth通信機能を搭載し、外部機器との連携が可能になり、バーコードリーダやセンサーなどからの多様な情報を活用した幅広い業務での活用を促進する。
NEC 「Tele Scouter」