英Sophosがユーザーへ注意喚起
Twitterのアカウントとパスワード名を盗むことを目的とした攻撃が相次いでいるようだ。英セキュリティ企業Sophosが、現地時間23日同社の情報ブログ「Naked Security」にて、その典型的な手口を紹介し、ユーザーらに注意喚起を行っている。
最近の手口として、そこで紹介されているものによると、「おもしろい画像を見つけたよ」といったものや「あなたのことを悪く言うブログを見つけたけど、知ってる?」といった内容のメッセージとともに、その先へのリンクが張られたツイートが該当するそうで、このリンク先が偽のTwitterサイトとなっているという。
安易に入力しない、クリックしない
この場合、リンク先の偽のTwitterサイトがいわゆる基本的なフィッシング詐欺のサイトとなっているそうで、ここでユーザー名(アカウント)とパスワードを入力するように要求される。セッションがタイムアウトしたと勘違いして、入力してしまったユーザーが被害に遭っているようだ。
もしここで入力し、情報を盗まれてしまうと、攻撃者が勝手にそのTwitterアカウントにアクセスできるようになることはもちろん、同じパスワードなどを使用しているものがある場合、他のサービスにもアクセスされる危険が生じる。大きな実害につながる前に、パスワードなどを早急に変更しなければならない。
Sophosでは、このようなメッセージをよく知る友人から受信した場合は、その友人のアカウントがすでに侵害されていると考えられるため、友人にもパスワードの変更の必要を伝えてほしいとしている。
ごく基本的な手口の攻撃だが、気軽に利用するTwitterだけに、気を許しすぎないよう注意してほしい。おかしいと感じたら、情報の入力はもちろん、安易にクリックすることは避けよう。
Sophos : Naked SecurityTwitter