3月11日から10月30日まで…Googleに感謝の声多数
Googleは30日、東日本大震災の被災者の消息情報を検索したり、登録したりすることのできるサービスとして提供してきた「Person Finder」を正式に終了とした。3月11日震災当日の夜に開設されてから、4月下旬には、67万件を超すデータが登録されたそうで、これまで多くの利用者を助けたサービスだった。
NHKの安否情報との統合や、被災者メッセージを集めたYouTubeの消息情報チャンネルなどとの連携も進めるなど、相次いで機能を拡充。あらためてその意義ある社会貢献のスタイルをみせてくれた。サービス終了を受け、Twitter上では、「このサービスのおかげで避難している友人の安否確認ができた」「凄く役立った。ありがとう」など、感謝する日本のユーザーの声が多数上がっている。
地球規模で続く天災…今度はトルコで活躍を
このサービスが日本で終了される一方、Googleでは、23日に発生したトルコ地震に対し、同サービスをすでに開始している。
GoogleのPerson Finderは、2010年1月のハイチ自身の際に開発し、リリースされたもので、続く3月のチリ地震、2011年2月のニュージーランド地震など、大規模な災害のたびに各国専用のサービスとして立ち上げ、災害支援に活かされてきている。今回のトルコでも、最大限に活用されることを願いたい。
なお、Googleによれば、東日本大震災に関するプロジェクトとしては、Googleマップのストリートビューでの「デジタルアーカイブプロジェクト」、「東日本ビジネス支援サイト」「未来へのキオク」を続行し、復興のための支援を継続していくとのことである。
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