「PayUpPunk」審査通り、人気アプリとなるも削除に
iPhoneをテザリングし、モデムとしても使うことができるようになるというアプリ「PayUpPunk」がAppStoreで人気となり、一時1位にまでのぼりつめていた。85円の有料アプリながら、その格安でダウンロードさえすれば、テザリングが可能となるのだから、人気も当然だろう。
テザリング機能は、iPhoneの機能の一部だが、ほとんどのキャリアがパケット量が飛躍的に増大してしまうのを防ぐため、使えないようにほぼ封印している。ところがこのアプリ、“脱獄アプリ”とよばれる抜けのものではなく、AppStoreの審査を通り、登録されたアプリだった。
ユーザーレビューでも「テザリングできました」といった書き込みがなされていたが、現在ではすでにAppStoreからこのアプリは削除され、ダウンロードできなくなっている。
隠し機能?使い勝手はイマイチもDLできた人はラッキー?!
やはりテザリング機能が搭載されていたことが原因で、削除されたものとみられる。そもそも、このアプリの機能では、テザリングについては一切記載されておらず、テザリングアプリとしてリリースしていなかったとのこと。よってアプリの隠し機能として、テザリング機能が仕込まれていたようだ。
公開されていたあいだにダウンロードできたユーザーは、自己責任で使用することとなる。WindowsかMacでワイヤレスネットワークの接続を行えば、ごく簡単にテザリングが可能となっていたようだ。使い勝手があまり良くない面もあるとの話だが、今回はダウンロードできた人がラッキーだった、ということか。3日現在、Twitterなどでも「やっぱり消されたか…」といった声が多くあがっている。
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