北極圏でデータセンターを天然冷却
Facebookが初の米国外のデータセンターを北極圏に建設する、という驚きの記事が、10月27日、GIZMODO UKに掲載された。場所は、北極圏の端、
スウェーデン北部の
Luleå(ルレオ)という街だという。
Luleå川のダムから安価なグリーンエネルギーを受け、さらにエアコン代わりに、北極圏の寒冷な空気を利用する計画だ。建設費用は
1億ポンド(約125億円)以下。
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madmack66]
エコをPR?
周知の通り、データセンターは発熱するコンピュータを冷却するために膨大なエネルギーを必要とする。ちなみに、The New York Timesの記事(9月23日)によれば、
Facebookユーザーは9月現在、世界で
8億人、アップされるコメントや「いいね!」のクリックは日に
2億回以上、また
2億5千万枚以上の写真がアップされるという。どれほどコンピュータに負荷がかかるか想像を絶する。
GIZMODOの記事は、北極圏の“天然冷却”を利用するとなれば、地球を痛める(killing)こともないので、私たちは安心してソーシャル・ネットライフが楽しめるだろうと記している。ちなみに
Googleは、アメリカやドイツの太陽光発電所に対して投資を行っている。
Facebook、
Googleともに、実利とともに、エコ対策をPRする狙いもあるのかも?

GIZMODO UK
Facebook Goes Arctic For Chilling EffectThe New York Times
Facebookネットベンチャーニュース
Google クリーンエネルギーへ積極投資