来年の年賀状、どうする?
今年東北地方を中心に大きな被害をもたらした東日本大震災。その被災地で被害に遭った方や、その家族など親しい人へ、新年を迎えるにあたり「おめでとう」といってよいものか議論が各所で始まっている。「被災地に対する年賀状のマナー」をまとめるサイトも多い。
「年賀状・暑中見舞いドットコム」では、避難生活など依然苦しい状況にあるなか、新年を祝う気持ちになれない方も多いと思われる一方で、つながることのできる年賀状が励みになる可能性もあることを指摘。ただし、「頑張って」という言葉などは負担になる可能性もあるといったことや、祝いの言葉は使わず、先方の安否を気遣い、ご自愛を願うというものにするとよいのではといったアドバイスをおこなっている。
同様に、単純な祝いを避けることから、年賀状ではなく、年内の挨拶状や、寒中見舞いという位置づけをとるものとすることをすすめているサイトも多いようだ。
具体的な文例を指南するケースも
「NAVERまとめ」では、より一歩踏み込み、具体的な文例も紹介している。参考にまとめれば「旧年中のご災厄をあらためてお見舞いいたしますとともに、本年のご再建ご繁栄を心よりお祈り申し上げます。」といったような文例だ。
そろそろ本格的に年賀状の準備に入る時期となった。こうしたサイトが多数でてきているという事実は、今年特有のこの背景を受け、どういった配慮が必要なのか、悩んでいる人も多いということを反映しているだろう。日本郵便の郵便年賀.jpにおける「しんねんことば」も震災を受けての言葉が多くみられる。
これは今年ばかりではないが、相手を想う心をこそなによりも大切にし、新しい年の幸せを願う気持ちを大事にしたい。
年賀状暑中見舞いドットコムNAVERまとめ:被災地への年賀状の文例・例文集【2012年 辰年】郵便年賀.jp