特集「原発国民投票」のCMを放送拒否
通販カタログ雑誌「
通販生活」秋冬号のCMの放送をテレビ局が拒否したという。21日、コラムニスト・
天野祐吉氏がブログにつづっている。CMの内容はずばり
原発が必要か否か、それを決めるのは国民一人一人であると訴えるもの。映像はほとんどなく、黒バックにテロップが流れ、俳優・
大滝秀治氏が語りかけるというシンプルながら、インパクトの強いものだ。
CMはこう問いかける。
原発、いつ、やめるのか、
それとも いつ、再開するのか。
それを決めるのは、
電力会社でも 役所でも 政治家でもなくて、
私たち 国民一人一人。
そして、「
通販生活」は秋冬号の巻頭特集で「
原発国民投票」を呼びかけるという。
天野氏は、
テレビは政治的な意見広告を扱わないことになっているので、これを政治的な意見広告と判断したんでしょう
と述べている。最終的にはCMは秋冬号の特集を紹介する内容となっており、“政治的な意見広告”かどうかは微妙なところだ。CM自体は
YouTubeに上がっているので、参照していただきたい。下部にも掲載する。現在、動画再生は10万回を超えている。
日本のテレビは完全に終わった?
「
きっこのブログ」の
きっこも、このことを
楽天Social Newsに投稿、
このCMを放送拒否するとは、もう日本のテレビは完全に終わりましたね。
と断じている。これに対しては、
・通販生活はすごい。敬服しました。
・(大手メディアの大スポンサーは経団連加盟企業。経団連トップは大方、原発推進派なので)メディアは無言の圧力を感じるんでしょうな。
・狂ったテレビ局
などコメントが寄せられている。
また、「もともとCMはネット限定でテレビ用ではなかった」という情報もあるようだが、これに対しては、
きっこが直接「
通販生活」へ電話をして確認、
「放送を拒否された事は事実です」とハッキリ言ってたよ。
と報告している。 しかし、「
通販生活」の公式サイトに載せられている同CMの動画には「ネット限定のCM動画」と記されており、情報がやや錯綜している感もある。
電力会社に原発の将来を決める権利はない
いずれにせよ、「
通販生活」は、「
原発をやめるのか存続するのかを問う国民投票」を実現しようと訴えているのであって、「反原発投票」を呼びかけているわけではない。「
通販生活」はサイトで、
原発は安全だと言い続けて来て今回の大惨事を招いた
電力会社や
国に「
原発の将来を決定する権利があるのか」と問いかけている。
「
原発国民投票」は、
原発の将来を、そうした
電力会社や
国に任せるのではなく、国民一人一人が判断し、決定する機会として「
国民投票」を実現しようと訴えているのだ(つまり、国民の多くがやはり原発は必要と判断すれば、原発は存続することになる)。
「
通販生活」はサイトで、その「
原発国民投票」実現のための署名運動を展開している。目標は111万人(有権者の約1%)。関心のある方は、ぜひサイトをご参照を(下部にリンク)。

天野祐吉ブログ「天野祐吉のあんころじい」
これって意見広告?[ことばの元気学]楽天Social News
「通販生活」のCM、各テレビ局が放送拒否通販生活公式サイト
「
一日も早く原発国民投票を」
[問題の(?)CM]