経済紙報道に話題を集めるも…
NTTドコモも米Appleのスマートフォンを、来年夏~秋をめどに登場するとみられる、iPhoneの次世代機種から市場に投入することで交渉を進めている―こんな報道が1日、日経ビジネスを発端に各報道へも広がり、大きく報じられて話題を集めた。
しかし、一転、NTTドコモ側は1日付で声明を発表し、
「当社がアップル社の「iPhone」及び「iPad」の取り扱いを開始する旨の報道がありましたが、現時点において、「iPhone」及び「iPad」の取り扱いについて、当社がアップル社と基本合意したという事実はございません。」
とこの報道を全面的に否定した。
また、現時点で具体的な交渉をしているという事実もまったくないという。
両社トップの会談事実はやはりなし、iPadの条件歩み寄りはあり?
伝えた日経ビジネス側でも、関係者によると、両社トップが最近会談したという事実はないという。ただ、Appleと継続的に接触はあり、条件をめぐるやり取りは断続的に続いているとみているそうだ。
どちらが本当なのか、完全秘密主義がとられるなかのことだけに、実際のところは時を待たねばわからない。
ただ、来年Appleが発売を予定するiPhoneの次世代機種は、第3.9世代とよばれる、より進化した高速通信企画「LTE」に対応する可能性が高い。ドコモは日本で先行してLTEサービスを開始していることから、LTE普及の呼び水として、まずiPadの販売から条件面の歩み寄りを進める余地があるとみる報道もある。たしかにこの見方にも説得力がある。
今後、Apple製品とドコモの関係性はどうなっていくのか、同行の一つ一つに注目が集まるところだ。
NTTドコモ ドコモからのお知らせ(文章引用元)Apple日経ビジネス オンライン 該当記事