最新次世代iPadは3～4カ月後にリリースか

Appleが次世代iPadを近く3～4カ月後にもリリースする―こんな報道が台湾Digitimesの12日付（現地時間）で報じられ、話題となっている。この情報はサプライチェーンの情報筋からのもので、組み立てを担当するOEMメーカーに対し、部品メーカーがすでに次世代iPadのものとなる部品発送を開始しているという。本体の製造は1月から開始される見込みということだ。

この台湾の報道によれば、部品・コンポーネントのサプライやは、iPad 2向けの生産を絞りつつ、次世代iPadの部品発送を進めているという。iPad 2のOEM生産の絞り込みはかなり急激で、2011年第4四半期から比べると、2012年第1四半期は3分の1程度まで減らされているという。年末商戦の終了ももちろんあるが、それだけではなく、やはり次世代iPadのローンチ準備とみられるというのである。

また同紙では、Foxconn Electronicsが次世代iPad（iPad 3？）の生産を来年1月から開始、2月には本格的な大量生産を行うと見込む中国史のレポートも紹介している。

Apple製品に関する情報は特別機密扱いとなっているが、昨今安定供給のため、サプライ屋の数を増やした結果、こうしたサプライチェーン筋からの情報が漏れるケースは増えている。

先週末にも米Citigroupのアナリスト、Richard Gardner氏がiPad 3（次世代iPad）についてレポートし、話題となった。ここでは、来年2月に登場する見込みで、この次世代タブレットは従来モデルの2倍の解像度を持つ「Retina」なディスプレイを搭載したものになるという。当初懸念されていた製造上の大きなトラブルもなく、プロジェクトは順調に進んでいると見る予測だ。Richard氏はこのレポートを複数の情報筋からの情報をもとにまとめたとしている。

思い起こせば、初代のiPadの発売は4月、iPad 2は3月に販売がスタートしている。今回のiPad 3となるとみられる次世代iPadも同様の時期、来春にはリリースされる可能性が高まってきた。




Digitimes Systems
Business Insider（Richard Gardner氏関連記事）